介護保険や医療保険の見直しでロボット活用が具体化へ

介護認定を受けた方は介護用具のレンタル費用が、保険を適用することによって1割負担となります。保険適用を認められる介護用具は今後、高機能なものが開発されることが予想され、ロボットと言ってもいいようなものが実用化されると思います。

国も成長戦略の中でロボット産業については後押しをする構えであり、住宅を設計する上で、今後はロボットの活用を前提としたディティールの検討が望まれると思います。

三次元バリアフリーの考え方

バリアフリーという考え方は介護住宅だけではなく、今では広く一般的な概念になっていますが、床に段差が無いとか廊下の幅が広いといった、平面的・断面的なところで考えられてきました。
しかし今後は、例えば介護者が着用する装具などを想定しておかなければなりません。

  • ベッドから起き上がり車椅子に移動する
  • 車椅子からトイレの便座に移動する
  • 再び車椅子に移動する

このような介護者の身体行動をし易くするため、装具が開発されています。
これまでの人体寸法から導くモジュールでは対応できない場合もあり、三次元空間をより意識して設計する必要があるように思います。

在宅介護がより勧められる背景と在宅介護の充実

超高齢化社会では、医療費・介護費に支出される国の予算は膨大なものになります。
国としては、費用の掛かる介護施設よりは在宅介護の比率を高めたいと考えます。
被介護者の状態によっては在宅介護が難しい場合であっても、やむを得ず在宅介護を強いられるケースもあるでしょう。
そのような場合に、身体的な部分での介護支援用品の充実は強く求められるところです。

入浴支援を行う器具がありますが、通常ご家庭にある浴室で使用するにはかなり無理があります。
あのような器具を使用できるように、浴室の広さや開口部などにも気を配りたいものです。


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