不動産の営業マンは建築のプロではない

不動産会社の営業マンは建築に詳しいとは限りません。宅地建物取引士の有資格者であっても同じです。お客さんよりは住宅に関わることが多いので、多少の知識は持っていますが残念ですが建築のプロではありません。
中には“建築士”の有資格者がいることもありますが、ほとんどの不動産会社のスタッフは建築や住宅について詳しいというわけではありません。

詳しくも無い営業マンの話を聞いて中古住宅の購入を決めてきたのがこれまででした。

2017年度からこのようなことが改善されます。
中古住宅を見たり説明を聞いたりして、いよいよ購入するかどうか最終的に判断する時期になると、説明をしている不動産会社から『ホームインスペクションを受けてみませんか?』という提案を受けるようになります。

ホームインスペクションとは、建築士が中古住宅の調査をして、劣化ぐあいや雨漏れなどの不具合が無いかを点検し、報告書を作成する仕事です。

*不動産会社はこのような提案をするように2017年度から義務付けされました。

ホームインスペクションの具体的な内容

雨漏れの有無
過去に雨漏れが無かったを点検し、あれば原因を特定する
基礎のヒビ割れ
表面モルタルのヒビか構造体のヒビかを確認する
基礎の鉄筋の有無
無筋コンクリートかどうかを判断する
外壁のヒビわれや劣化
外壁のひび割れや劣化状態を確認する
屋根面の劣化
緊急の修繕・メンテナンスの必要性を判断する
床下の状態
床下の乾燥状態や断熱材の施工状態を確認する
床のたわみや揺れ
床に構造的な問題があるかを確認
小屋裏の通気性
小屋裏の乾燥状態と断熱材施工の状態を確認する
床の傾斜
レーザーレベルで各室の傾斜や柱・壁の倒れを計測する
壁のヒビやカビ
内壁の劣化や内部結露などを判断する

生まれ変わる中古住宅市場

お客さんご自身ではなかなか判断できないようなことを、建築士が第三者の立場から中古住宅物件の良し悪しを判断してくれます。
何十万も費用のかかる専門的な調査ではありませんが、中古住宅を購入するための判断材料として参考になる報告書が提出されます。

これまでは営業マンの言いなりだった中古住宅の取引ですが、ホームインスペクションが導入されるようになり、安心して取引のできる中古市場に生まれ変わると思います。

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