古民家リノベーションの秀作

古民家の再生事業はTV番組でも放映されるなど、一般に知られるようになりました。
古民家リノベーションを専門とするHPなども時々目にすることがあります。

天井あたりの高さで表しになっている大きな丸太や、20センチ以上はある太い柱がそのまま見える室内は圧巻です。
古民家のダイナミックな趣をそのままにしながら、新たなデザイン要素との調和を図っていくのはたいへん楽しい仕事だと思います。

以前、東北に数年いた頃にいくつかそのような民家リノベーションを見てきましたが、このたびHOUZZで紹介されている事例は、これまで見たものとは少し異なり、古いものと新しいものとを対比させることによって、一種の緊張感が空間に生まれるような作品です。

事例はこちら ⇒ 150年を経た民家を生まれ変わらせるリノベーション「湯沢の住宅」

納谷建築設計事務所が手がけたもので2006年の作品だそうです。

リノベーションにおいて設計者が考慮すべき点は

  • 構造性能の向上
  • 断熱気密性能の向上
  • 新しい生活空間の提案

この3つのうち一つでも欠けるとそれはリノベーションとは言いません。

構造性能は言うまでもありませんが耐震性能です。平成12年の改正基準に合致したものでなければなりません。
断熱・気密性能については、地球温暖化対策としての益々の省エネルギー政策が求められています。
そして、21世紀に入って大きく変わった生活様式と、将来の変化を見据えた生活空間の創造が本来のリノベーションです。
そのような視点から見た時に、この古民家のリノベーション事例はたいへん参考になるものだと思います。

ニュージーランドの和風リフォーム

ニュージーランドに建っている住宅とは思えないほど和風の雰囲気を醸し出しています。

最近は世界的に日本の文化が注目されていますが、食文化に続いて住文化についても、日本の良さがいろんなところに採り入れられているようです。

国内の住宅建築を見ていて最近感じていることに『造り上げられた緊張感』というものがあります。
デザイン要素のそれぞれが主張しあって、なんとか調和が取られていると表現すればよいのか、写真を見ていると少し疲れてくるという気分があります。

この住宅はそんな感じもなく、素直に「住んでみたいな~」と思える住宅です。
特に垂木が露出した傾斜天井のリビングとウッドデッキの連続性がすごくいいです。
こんな玄人ぽいリフォームを目差したいものです。

デザインによって暑い夏も涼やかに暮らせる工夫

「Houzz」というサイトが日本に上陸しました。
住宅の新築・リフォーム・リモデル・リノベーションといったシチュエーションで、デザインのアイデアや優れたプロに出会うことができるサイトです。
アメリカでスタートしてサイトで、すでに3,500万人を超えるユーザーがいるそうです。

日本の企業やオフィスの登録も徐々に進んでいるようで、注目していきたいと思っています。

本日は「Houzz」をざーと閲覧して目に留まった記事を紹介します。

寝苦しい夏の夜を快適にする、住宅と暮らしの知恵
というタイトルですが、天井から吹抜けまで連続している、パーゴラのような部材がすごくいいですね。

設計は兵庫県西宮市のマニエラ建築設計事務所。
代表の大江一夫氏は水墨画を趣味にされており、時々個展を催されているようです。
これまでの作品から感じる「やさしさのあるデザイン」は、水墨画との共通点を感じます。